もう一人の先生

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朝、アクセルが自分から缶詰を食べた♪
口の中に押し込まなくても、食べたのだ。
何日ぶりになるのだろう。当たり前の事がとってもうれしい♪
でも、このまま点滴だけで元気になるとは思えないので、
別の先生に見てもらう事にした。

先生はアクセルの血を取り、そしてアクセルをひょいとかかえて
レントゲン室に入って行ったのだった。

その先生によると、
肝機能の数値が高いのはステロイドによるもので心配はない。
腎臓も問題なし。
ただアルブミンの数値が下がっているのが問題で、
血液の濃度が薄くて白血球がめちゃくちゃ多いそうだ。
レントゲンの結果、脂肪がまったくと言っていいほどないけれど、
お腹の中に異物がある様子もないそうだ。

つまり血液が体の中から外に流れ出している事らしいのだ。
下痢が続いた結果、栄養不良と炎症を起こしていたらしい。
疑いがあるとすればリンパの病気か下痢が続く病気。
それも一週間薬を飲んでみてから結果が出るという事だった。

薬は朝、ステロイド4錠、抗生物質1・5錠、胃薬1錠。
  夜、ステロイド3錠、抗生物質1・5錠。
そして、下痢止め。

夜は点滴をした。
でもその先生によると、アクセルの大きさからすれば、
2・5リットルの量が必要なのだそうだ。

お薬の説明を受けた時、
「とにかく今のこの状態を何とかしてあげないといけないので、
 しっかり飲ませてあげてください。」
と言われた言葉に
光が見えた思いがした。