ハグ

それはそれは凄まじい雷さまだった。
鳴り止まない音、文字通りバケツをひっくり返したような雨。
それは一時間半もの間、つづいたのだ。

ダーツは怖くて怖くて仕方がない。
物陰に隠れては辺りをキョロキョロ・・・
光るたびにヒーヒーヒーヒー・・・
私の側に来ては必死に訴える。
「なんとかして!!」


なんとも・・・なりませんっ!

ただただ、ダーツをハグしてました。